【台北（台湾）１３日】

マー君、危機一髪！！　球団初の日本一を達成した楽天が、１５日開幕のアジアシリーズ出場（台中）のため当地入り。

メジャー挑戦の可能性がある田中将大投手（２５）は台北松山空港に到着後、現地の約５０人のカメラマンらに四方から囲まれ、出入り口で立ち往生。同シリーズの登板予定はないが、熱烈すぎる“歓迎”を受けた。

歓迎ムードが一転、大パニックだ。午後３時４５分。田中が台北松山空港の到着ゲートから姿を現すと、台湾メディアの目の色が変わった。

現地法人の楽天社員２０人から「ようこそ、台湾！！」と歓迎されたが…。その直後だ。田中は導線を乗り越えた約５０人のカメラマンに四方から囲まれ、無数のフラッシュがたかれる。

そして出入り口で５秒ほど立ち往生。地元警察官の制止も意味がない。アジアシリーズへの抱負を求められたが、身動きができない状況に「危ない、危ない」と眉間にしわを寄せた。

さらに…。出入り口から台中へ移動するチームバスへ乗り込む３０メートルの距離まで追いかけられ、揚げ句に自身のバッグに謎の液体をかけられるハプニングも起きた。

まさに騒然。だが、これも注目度の高さの証明だ。今季のレギュラーシーズンでは無敗の開幕２４連勝を果たし、球団初の日本一も達成。

メジャー挑戦の可能性もある。中央通信社の李晉緯記者は「ダルビッシュ（現レンジャーズ）も台湾に来たことがあるけど、これほどの熱狂ぶりは初めて。

田中の記事は台湾でも（インターネットなどで）読まれている」と証言した。

アジアシリーズは１５日開幕（台中）。星野監督は田中について「試合は投げさせない」と明言しているが、地元紙「Ａｐｐｌｅ　Ｄａｉｌｙ」は「台湾に来た以上、投げる可能性がある」とあおっている。

突如、始まった台湾での“マー君狂騒曲”。ピンチでも動じない田中もさすがに困惑していた。

http://news.livedoor.com/article/detail/8249943/